Interview

インタビュー

女性としてYAMAGIWAで活躍する未来像を描く

2005年入社

2005年 新卒入社 
ソリューション事業部/ YAMAGIWA OSAKA・ショールームマネージャー 兼 関西支店ソリューション営業担当
新卒として入社以来、ショップやショールームで数多くのエンドユーザーのお客様との接客を積み上げ、現在はYAMAGIWA OSAKAの責任者。また入社以来の念願であったソリューション営業担当を2020年より正式に兼任。
※2020年インタビュー

ソリューション営業への憧れ

2005年に大学卒業してYAMAGIWAに入社しました。

大学では、日本近世史ゼミを取るほどの生粋の文系で、照明インテリアというよりは音楽に傾倒した学生生活を過ごしていました。3回生の時に、大学図書館でたまたま手にした洋書「MODERN」で初めて見る海外のデザイン家具や照明の世界に目を奪われました。ちょうどその頃、ミッドセンチュリーや北欧家具がブームになっていたこともあって、そこから照明インテリアの世界の虜になり、その道の仕事を探すに決めました。

最初は、住設や電機メーカーを探していましたが、YAMAGIWAと出会って他社にない独特の雰囲気のショールーム、自社製品だけでなく歴史を感じる商品のラインナップなどに魅力を感じて志望しました。当時から照明インテリアを使って「美しい暮らし」「美しい街並み」を実現したいという強い願望を胸にYAMAGIWAに入社しました。

本物に寄り添える喜びと感動

二足の草鞋を履いています。一つは、会社の顔であるショップ・ショールームのマネージャーとして、展示企画から接客、収益管理を行います。もう一つは、数年前から行っている営業活動です。受注に結びつけるために、商品紹介から提案、見積、そして受注後は納期管理から現場対応、アフターフォローに至るまで、一貫して営業が中心となるソリューションビジネスを、社内の他部署を巻き込みながら進めています。

どちらの仕事にいえることですが、YAMAGIWAの仕事の魅力は何と言っても常に「本物」に触れられることです。リプロダクトを否定する訳ではありませんが、長い歴史とクラフトマンシップに支えられたデザインアイテムには紛れもない「哲学」が感じられます。これらの商品一つ一つを、社内の様々な先輩エキスパートの知恵を借りながらも、「自信」を持ってお客様にご紹介できる仕事は無数にある仕事の中でもそうそう無いと思います。

接客という一期一会の真剣勝負の積み重ねがキャリアのベース

営業志望で内定を得てやる気満々で入社した私ですが、女性は全員ショップショールームでの販売担当を命じられ、とても悲しかったことを覚えています。それでも、店頭で毎日商品に触れ、目の肥えたお客様と直接コミュニケーションを取るこの仕事は、毎回の接客が一度限りの真剣勝負のようなもので、今から思えば「営業」そのものでした。その頃の直属の上司や先輩の皆さんは、それぞれ照明やインテリアに「一家言」をお持ちの方ばかりで、インテリアのいろはからアフターファイブの楽しみ方まで教わり、今でも交流が続いているほど今のキャリアを築かせてくれた大事な宝です。いま、時を経て念願の営業の仕事に就くことができたのも、このような経験があったからだこそとしみじみ実感しています。

どう自分の営業スタイルを作り上げるか

今、マネージャーとして、また一営業社員として心がけていることは、「できるだけ物事の全体を見ること」と、「誠実」であることです。難問に当たったとき、どうしてもその場をしのぐ方法に逃げてしまいがちですが、そんなときこそ常に客観的・俯瞰的な視点から全体のバランスを考え、誰に対しても自分の「判断」をはっきり説明でき「誠実」に行動できるようなスタンスを保つよう心掛けています。

Withコロナの状況は、裏を返せば地方創生のチャンスでもあります。今は近畿圏の仕事が多いですが、まだ行ったことのない場所で生まれる新しい建築プロジェクトに参画する、地域に根付くクラフトマンシップを活かした商品企画など、これまでとは違った新しいビジネスに目を向けていきたいです。そして、女性の営業職が珍しくない昨今ですが、ライフイベントを考え、あえて一般職や内勤を選ぶ女性も多いと聞きます。また建築業界の営業活動の中では、現場で足場に上ったりプレゼンの際重い資材を組立てたりと、男性メインになりがちなシーンはあります。

しかし、その中でどう自分の営業スタイルを作り上げるか、それが面白いところです。 ジェンダーにとらわれず、楽しんで前に進みたいと思っています。