黒川紀章氏の設計で長く県民に親しまれている近代美術館です。地域の歴史や自然とのつながりを念頭に置いた「共生の思想」が反映された施設となっています。展示室内の照明改修では、当初の設計の意図を尊重しつつも現代的で最先端のＬＥＤ設備に更新しています。今回のために開発した調光調色ダウンライトと調光調色スポットライトは従来の既製品以上の高効率を実現しています。展示室はパーテーションで自由に分割できるシステマチックな設計で多様な運用が可能な施設です。無数に展開できる空間バリエーションに対し、タブレット調光・調色システム LINUS のコントロールで対応することがが可能になり利便性を大きく向上することができました。