横浜市の高級住宅街の中央に位置するこの園舎は、地域の人を元気にして住民一人ひとりをつなげる役割を担う空間として存在していける様に計画されました。安心安全な施設の中でも自由に跳びまわり、子供達一人ひとりが体験の中から教育の出来る場を目指しています。中庭には、内と外とのファジーな空間として位置づけして 1 階 2 階をつなぐゆったりとした階段を通して、子供達が走りまわっています。夕方になると天井に設置されたライン照明等によって階段が美しく浮かびあがり、子供達が舞台上の役者になった様なイメージで仕上がりました。そこでは夕暮れの空と建物の照明が一体化され美しく仕上がっています。外壁は白い煉瓦積みである事で窓の奥行も深くなり、窓から光が影となり、ヨーロッパの街並みの感じがしています。送迎バスの乗降場にはうっすらと浮かび上がる軒天が近くの人達に優しい光を届けています。