岡山駅から北東に位置する就実大学・就実短期大学構内に、学園創立110周年記念事業として学びと交流の拠点となる110周年記念校舎（S館）が建てられました。コンセプトには、建学精神である「去華就実」を掲げ、外見的華美に走ることなく実質的・本質的な意味における豊かさに価値を置き内面の充実に努めるというような理念に基づくよう、照明計画にはシンプルでありながら空間のマスを意識した秩序ある配置と、S館内の多様な空間に応じた器具や照度の設定、各室に応じた色温度の選定を行い、学生の勉学や交流を推進できる効率的かつ効果的な光を配しています。110周年記念ホールやアカデミックホールには、立体的大空間に効率的に光が廻るように設計されたボーダー照明がベース光となり、多彩な講義・講演に応じられる機能性高い空間をつくり、1Fの自主学習スペースとなるS・コモンズには、天井リブに組み込んだライン照明とスポットライトで構成し色温度3000Kでまとめることで、自由な雰囲気と寛ぎ感から生まれる発想力を高め、建築の広がりや奥行きを生かす光が空間に貢献することで、上質な教育の現場を創り出しました。

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特注ボーダーライト
ダウンライト